焼却灰

ちょっと社会派にと

敦賀原発廃炉の可能性が増してきたとのニュースを見つつ

地元、または県の行政の発言も廃炉は困るとの発言も

全て停止、果ては廃炉となれば業界の金回りが無くなるとなれば

尋常じゃない景気悪化が予想される


関連会社に従事する人間はどれほどいるのか想像もつかないのですが

相当な数の職が失われると思います


40年というリミットもふまえれば敦賀原発は全て廃炉

もんじゅに関しては実稼動なんて夢の先の話


で、新聞を読んでいると かの大阪万博あたりに建設され

それ以降関西圏への電力供給、建設地への雇用など今までの繁栄を象徴するような

70年代〜現代への動力だったわけなのだが


どんなモーターでも必ず寿命は訪れる


仮に「廃炉」となるにしても、日本原電には廃炉にする予算の見通しが

立てられない 廃炉にしたごみの処分も未定との記事


最近おっさんがよく使う例えで「風呂敷広げたら、たたんでね」


この県に住んでいてまったく恩恵を預からなかった人は一人も居ないだろうし

県内外かかわらず、産業はなにかしら電力無しでは発展できなかったのは間違いないのだが


遅かれ早かれ、いずれ寿命が訪れることを誰もが考えたことが無かった


考えたことはあったかもしれない、けれど「風呂敷をたたむ」ことは用意されていなかった


着陸できない飛行機に乗っていたようなそんなものなのかなあ


ところでおっさんの会社には焼却炉があり、業務用のかなり大掛かりなものだが

廃材などを燃やすだけの単純な設備だが、意外とあっという間に穴が開いたりすぐ補修が必要になる

かなりの高温で焼かれていても、相当な焼却灰を産業廃棄物として経費をかけて廃棄しないといけない


焼却炉には焼却灰 原発にはウランがある

さて、埋め立てるにしても限度がある

声高々に「原発はんたーい!()」とか言うつもりは毛頭ないのだけれど

どこへ着陸させるのか?とそろそろ考えなければいけない時期になったのだろう


広げた風呂敷はいずれ誰かが畳まねばならぬ、広げた人以外が

ここからの作業は「負」の性質となるのかもしれないけれど、

ゼロから「正」へ→「負」からゼロへと


何事も営みはそうできているようだ


かの「震災」のニュースはすっかり紙面から無くなってしまったけれど

震災から発展した「原子力問題」

まだ「震災」は終わっていない